高さがあるのになぜ反りに強いのか? その理由は、独自の特許技術にあります。
「フルハイトドア」は、機能性同様に、どこまでも品質向上を追求しています。例えば、高さ2,400mmを超えるドアの反りを、一般的な構造(防湿シート貼り)で抑えることは、不可能と考えられてきました。そうした中で、当社は試行錯誤を繰り返しながらも、独自の特許技術の開発に成功。KAMIYA はスチールパイプが持つ剛性と扉内の空気を循環させて熱を逃がす技術の組み合わせにより扉の変形を抑えます。他社のドアを含めた「照射による反り試験」では、「フルハイトドア」の反りの値がもっとも低く、反りに強いことがわかります。この特許技術により、高さ2,700㎜までのドアを自信をもってお勧めすることができるのです。
【BL基準を基にした神谷独自の品質基準】
タテ・ヨコの最大変形量が1,000㎜につき3.0㎜以下、変形残留量が1,000㎜につき1.25㎜以下を合格とします。
毎日、過酷な試験を繰り返しています。
木製ドアに経年変化はつきものです。だからこそ私たちは、10 年、20 年先を想定した環境試験設備を持つ必要があるのです。神谷コーポレーションは、業界最高水準の試験設備を常設して、日夜過酷な性能試験を繰り返しています。その結果として60以上の特許技術を取得しているフルハイトドア。
品質は、どのメーカーもクリアすることのできない照射加熱による反りの試験結果に裏付けられています。
私たちは、このフルハイトドアを通じて、お客さまへ最高の品質をお届けしたいと願っています。
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衝撃剥離試験
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開閉繰り返し試験
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二室反狂環境試験
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照射加熱試験
品質試験一覧
KAMIYA はよりよい製品をご提供するために毎日さまざまな試験を行っております。衝撃剥離、開閉繰り返し、照射加熱試験など、9項目に及ぶ試験によって管理し、確かな商品だけをお客さまの元へお届けしています。また、神谷コーポレーション独自の実験なども実施しています。
試験項目 | 試験基準 | 試験方法 |
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面内剛性試験 | BLT ID-03 | ドアを枠に取付け、90°開いた状態でドアのラッチ部位に30㎏までの負荷をかけ、ドアの下 がり等を測定。 |
ねじれ剛性試験 | BLT ID-06 | ドアを枠に取付け、90°開いた状態でハンドル面に30㎏の負荷を水平にかけ、ねじれ及び負荷除去後の残留値を測定。 |
衝撃剥離試験(砂袋振り子)/ 衝撃強さ試験 | BLT ID-05/09 + 自社基準 | ドアを枠に吊り込んだ状態で、15・30㎏の砂袋の衝撃を与え全体の強度及び接着状況を確認。 |
衝撃剥離試験(鋼球落下) | BLT ID-04 | ドアの一番弱いと思われる部分に鋼球(50g/100g)を高さ1mから落下させ、表面材の接着性能を確認。 |
開閉繰り返し試験 | BLT ID-13 BLT ID-14 |
1分間に10 回の開閉速度で10 万回の開閉を行い、ドアの開閉機能に異常が無いか確認。 |
加湿繰り返しによる変位試験 (二室反狂環境試験) |
旧BL 基準(BLTWU-05)+ 自社基準 | 2室間のドアを通常の住まいと同条件で施工し、各々の部屋の湿度と温度を変えてドアの最大変位及び残留たわみ量を確認。※住宅業界の求める低温化に対応可能な改造を実施 |
加熱繰り返しによる変位試験(照射加熱試験) | 旧BL 基準 (BLT WU-06) |
表面温度40~45℃の熱を8時間照射し、その後16 時間放置を1サイクルとし、5サイクルを行って最大変形量と変形残留量を確認。 |
開閉衝撃試験 | 自社基準 | ドアを枠に吊り込んだ状態で45°開いた状態から閉める方向に15㎏の重さで扉を閉めつけ、枠及び扉の開閉機能に異常が無いか確認。 |
品質試験一覧
フルハイトドアはお客様により安心してお使いいただけるようとことん安全に配慮した仕様となっております。 例えば、割れた時が心配なガラスドア。当社の代表的なデザインドアであるスルーガラス開き戸は、意図せずに突風で扉が閉まった時の衝撃を想定して業界最高峰の基準を設定しております。
ガラスドアは厚み4 ~ 5㎜のガラスが使用されるのが一般的ですが、フルハイトドアのガラス厚はなんと8㎜。BL 基準をはるかに超える、過酷な条件を想定した独自の基準で安全を確保しております。
しかしKAMIYA の安全に対するこだわりはこれだけではありません。一見何もないように見えるスルーガラスの上部に、実はΦ 1㎜のワイヤーが通っています。これはガラスを挟んでいる左右のドアパーツをワイヤーで繋ぐことにより万が一ガラスが割れてしまった場合でもドアを脱落させないための安心・安全を最優先に考えるKAMIYAの技術です。